NTTフレッツ光工事の時に配管がダメで通常の通線作業では開通が難しい場合追加料金が掛かるけど配線ルート構築工事なら開通できる可能性があると聞きましたがどんな工事をするのか知りたいです
NTTフレッツ光の回線工事を申込み工事日当日を迎えましたが光ファイバーの通線作業中に
☑ 部屋内に引込む為の配管が無い
☑ 長年の劣化で配管が途中で潰れている
☑ リフォームをした時に配管出口を隠蔽された
☑ 壁の中や天井裏で配管が切られている
このような理由で通線が出来ない場合は工事を一度延期にして申込者側で管理会社や内装業者に相談して光ファイバーを部屋内まで引込むルートを作ってからの再工事になりますが
建物の設備状況によってはNTTの追加オプションサービス配線ルート構築工事(高難度配線工事)で開通できる可能性が有ります。
光ファイバーを部屋内まで引込むための配管がダメで通常の作業で開通が出来ない場合の配線ルート構築工事(高難度配線工事)について解説したいと思います。
配線ルート構築工事(高難度配線工事)とはどんな工事
NTTフレッツ光の工事でONU(回線終端装置)を利用する場所まで光ファイバーを引込む場合は?
☑ 既存・新設配管を利用する
☑ 天井裏・床下(フリーアクセス)の空きスペースを利用する
☑ モールカーバーを利用して露出配線
☑ エアコン穴など既存の貫通穴を利用して露出配線
基本的に配管を利用しダメな場合は既設の隙間穴を利用して部屋に引き込みモールカバーなどで露出配線で光ファイバーを引込みますが
通常の配線ルートの引込が困難な場合は専用工具を利用して引込み口を作ります。
☑ 天井配線をするのに次までの点検口間が長く通線困難
☑ 天井配線をするのに点検口が無く通線が出来ない
☑ 配管が長年の劣化で潰れていたり途中で切れてダメになっている
☑ 電話の差込口をリフォームした時に隠蔽された
これらの場合は配線ルート構築工事(高難度配線)14,000円が追加になりますが開通できる可能性が有ります。
配線ルート構築工事の具体的な作業内容は?
点検口から次の点検口間が5M以上で配管が無く天井転がしをする・点検口が無く埋込の照明器具を外す・壁や天井に配線工事に必要な作業場所を作るために新規開口
など配線ルートを確保して光ファイバーを引込みます。
フレッツ光で工事を申込み配線ルート構築工事が必要な為追加料金が掛かるからキャンセルしてソフトバンク光・ドコモ光などの別のコラボ事業者で再度工事を申し込んでも
契約内容が違うだけで光ファイバーを引込む工事内容は同じなので工事が出来なかった原因を解決してからでないと同じ利用で開通する事は出来ません。
配管が無い点検口間で5M以上の配線工事
光ファイバーをONU(回線終端装置)を設置する場所まで天井裏を転がし配線する場合は写真のような点検口が設置されて作業が出来るように一定間隔の距離で設置されていますが
建物によっては点検口の数が少なく次までの点検口が8M・10M以上先に有る場合が有ります。
配管が無い場合は次の点検口までの距離に合わせてモールを重ねた長い棒や通線専用のケーブルキャッチャー床下用の通線道具を利用して光ファイバーを引っかけて配線作業をします。
この写真では天井裏にほとんど障害物は有りませんが殆どの場合は
エアコンダクトやパイプ・防火壁や張りが有る場合は通線作業がり点検口間の距離が長くなるほど通線作業が困難になる為光ファイバーを引込む作業が難しくなります。
配線ルート構築工事でも通線が難しい場合は工事を一度延期になりますが
管理会社に相談して通線作業が出来なかった点検口間に配管を用意するか点検口を依頼して作ってもらう事で引込工事が可能になります。
天井配線で点検口が無い為照明器具を外す
天井配線ルートで引込む必要が有るけど点検口が無いため通線が困難
部屋側のMJから共用部のIDF・EPS室間の配管が有り通線機を入れると何らかの原因で配管が天井裏で切れていて通線が出来ずその場所には点検口が無い
この様な場合は埋込の照明器具を取外すと天井裏が覗けるようになり光ファイバーを引込むルートが確保できる場合が有ります。
埋込の照明器具を外す事で普通の天井配線と変わらずに作業する事が出来ますが照明器具が大きくなるほど取外すのが困難になるり逆に小さすぎても天井裏が覗けず作業が難しくなります。
部屋のMJや共用部IDF・EPS室間の配管から通線機を入れてダウンライトの隙間から手を入れてキャッチできれば通線が可能ですが
配線ルート構築工事で照明器具を外しても通線が出来ない場合は管理会社に相談をして点検口を作る事で工事が出来る可能性が有ります。
※新たに点検口作っても工事当日は天井裏が完全に見切れていない為開通できる可能性が有るだけで100%開通できる保証は有りません。
光ファイバーを引込むルート無し・リフォームでMJ隠蔽の為開口部を新設
点検口・埋込の照明器具が外せない・部屋側もモジュラージャック(MJ)がリフォーム工事をした時に隠蔽して通線作業が出来ない場合は?
隠蔽された部分に開口部を作る事で開通できる可能性が有ります。
点検口・埋込の照明器具が外せない・外しても通線作業が難しい場合は?
天井ボードがビス止めされているタイプの場合は比較的簡単に取外す事が出来るので天井配線ルートで光ファイバーを引込み部屋の隅など目立たない場所から
ドライバーで光ケーブルが通る位の小さな穴を開けて部屋側に引込みONUの設置場所までモールカバーを利用して露出配線で通線作業をします。
以前モジュラージャックが有っただろうと思われる場所がリフォーム工事で隠蔽してしまった場合は通線機を入れてぶつかって止まるとカチカチ音が鳴る部分を開口しますが
NTTフレッツ光の工事をしている人は内装業者では無いので!
MJが隠蔽された場所を開口する場合は工事を一度延期にして次回工事日に管理会社・内装業者にも立会ってもらい必要な場所を開口する事をお勧めします。
このパターンでは工事当日は壁の裏や天井裏を覗けていないので開口部を作れば開通できる可能性が有るだけで100%開通できる保証はありません。
引込むルートが無い場合は工事業者に配線ルート構築工事で相談する事が大切
光ファイバーを引込む時に配管が無いリフォームなどで引込みルートが隠蔽されている場合は現地の状況によっては追加料金の14,000円が掛かりますが下記の工事内容で開通出来る場合は
☑ 点検口から次の点検口間が5M以上の通線作業
☑ 照明・ダウンライトを外しての通線作業
☑ 天井ボードを外しての通線作業
開通出来なくても工事料金は掛からないのでNTTの配線ルート構築工事(高難度配線工事)で開通できるかを確認してもらいましょう。
配線ルート構築工事で開通出来ない場合は光回線を開通するまでに大幅に費用が掛かりますが下記の場合は
☑ 点検口・MJが隠蔽されている場所を開口する
☑ 引込用の貫通穴を作る
☑ 回線を増設・回線故障のトラブル対策用に専用の配管を作る
点検口を作る・貫通穴や・今後の回線増設やトラブル対策用に付帯工事が必要な場合は管理会社や内装業者に依頼して引込ルートを作りましょう。
通線作業で光ファイバーが引込めない場合は追加料金が掛かりますが配線ルート構築工事で開通できる可能性が有るので諦めないでNTTの工事業者に一度相談しましょう